チェンソーはエンジン式が主流となっていますが、このマキタ充電式チェンソーMUC353DPG2は充電式ながら、30mLのエンジンチェンソーと同等の使用感を実現しています。
アウタロータ式ブラシレスモータを使用しており、ギアやクラッチを使用せず、ロータでチェーンを直接回転させるので、電気的なロスや機械的なロスが少なく、モーターの力を直接伝えます。チェーン速度は最大で1200m/分で、電気チェンソーMUC3541(870m/分)と比べて高速です。
充電式チェンソーは、排出ガスがゼロで、低騒音・低振動です。燃料補給が不要で、煩わしい燃料の管理が入りません。また、始動が容易で手軽に使用できます。
エンジンチェンソーと外観を比べてみました。左がMEA3201M(ガイドバー長さ350mm 排気量32mL)、真ん中がMEA3600M(ガイドバー長さ350mm 排気量35.2mL)、右がMUC353DPG2(ガイドバー長さ350mm)です。MUC353DPG2が他機種よりすこし長くなっています(5~6cmくらい)。
マキタリチウムイオンバッテリ18Vを2個使用します。バッテリ1個では使用できません。左のボタンが電源スイッチで、右が電池残量表示です。残量表示は3段階で表示されます。電源スイッチを入れるとランプがつきます。電源スイッチを入れ、トリガを引いて使用します。
チェーンの交換、調整は工具を使用せずにできます。
大きいレバーでガイドバーを緩めたり、固定したりします。左下のダイヤルを回してチェーンのテンションを調節します。
チェーンオイルの残量がわかるようにオイルタンクは半透明になっています。
変速トリガスイッチはエンジンチェンソーと同様です。
MUC353DPG2はバッテリBL1860B(18V/6.0Ah)が2個と、急速2口充電器DC18RD(2個同時に急速充電ができます)がセットになった商品です。
MUC353DZはバッテリと充電器が別売で本体だけの商品です。BL1830、BL1840、BL1850をお持ちであれば使用できます。
チェーン刃は消耗品ですが、チェーン刃がガイドバーに対し右か左に少し倒れているようであれば、ガイドバーを交換する必要があります。